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お米の便り 5月号

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  「大型連休」も終わり、いよいよ5月も本番となりました。連休最終の7日から寒くなっている当地です。いや、気温そのものは、平年値を大きく下回っているわけではないと思いますが、強く吹いている風が、とにかく冷たいんです。「肌を刺すような」というより、通り抜けているのではないかと思えるほどで、その風が今日(8日)も吹いています。
 春はいつも風の強い日が多いのですが、今年の春は特に多い気がしています。「気」がしている程度なので、まぁ、程々にお付き合いください(笑)。今月オリコメの始めは、「風」が題材です(本文と関係がありませんが、子どもの頃、柔道を題材にした漫画の主人公が、風題材エ門でした)。

 先月のオリコメで、育苗ハウスにビニールを被せるのを、風のせいで一時断念したと書きましたが、その数日後、好日がありまして、無事被せることができました。和賀屋にしては、いつもより早く完了したななどと喜んでいたものです。けれども、その日から程なくして、大風の日が幾日かあり、ハウスはぐらぐらと揺れ続けました。突風も恐ろしいものですが、強風が長時間続くことも、それに負けず劣らず恐ろしいものです。ナンマンダーナンマンダーがいつの間にか、(ハウスが壊れたら)何万ダー何万ダーに。少々訛った念仏の言葉が、終いにはそんな、笑うに笑えないダジャレに変わっていたのでした(おいおい、前にも同じネタ聞いたぞー)。
 頑張り続けたハウスは、幸いにも倒壊すること無く、その暴風を乗り切りました。そして、急ごしらえだった突っ張りの仕掛けを、風が止んだ好機に強めて、今日に至っています。たくさんの雪でたっぷりと水分を含んだ田んぼの土を乾かすのが、この春の強風。実に有難いことなんですが、何であれ度を越すと、どうにかならないもんだろうか思ってしまうのもまた事実なのであります。

 昔からこの風は、人々を助けてもくれ、悩ませてもくれ続けてきました。数年前にテレビで、たぶん四国のどこかだったと思いますが、年中強い風が吹く地域のことが映っていました。家の前には長い杭のようなものが立てられ、その上部に草刈り鎌が結わえつけられていました。その地域に伝わる、いくらかでも風を抑えるおまじないということでした。効果なんてあるはずが無いと思いながらも、そうしたおまじないをやらずにはおれなかった、その地域の人たちの暮らしに思いを馳せた時、凡夫の眼からひとすじの涙が…。涙もろくなったのは、その当時から、自律神経出張症だったのかもしれません(うわー、失調じゃなくて、あちこち出て歩くんですか)。
 先月末には、宮城県のある町での、風を抑える「火伏せの虎舞」というお祭りの様子をニュースで見ました。虎の威を借りて風をしずめる、火伏せの祈願なのだそうです。こちらは、屋根の上で数匹の虎が、お囃子に合わせて、おまじないならぬおなじまい。龍は雲に従い、風は虎に従うという中国の故事にならってのことだそうで、種まきの時期と重ならなかったら、一度見てみたいものだと思ったことでした。良きにつけ悪しきにつけ、春の風はいろんな土地で、人々の暮らしに深く関わって来たということなのですね。良き煮つけ悪しき煮つけもまた、そうかもしれません。煮つけって煮物のことかー。ハイそうです。

 大型連休中は、今年も農繁期でした(苦笑)。いつもより少し早く始めたはずの田起こしも、終わってみれば、またビリッケツ。昨日7日に完了したのですが、辺りにはトラクターの姿は無いと言っていいくらいでした。加えて、最初に書いたように、昨日は身体を通り抜けるような強い寒風。来年からは虎のぬいぐるみや着ぐるみを用意して、ハウス内に置いたり、田起こしする時に着たりすると良いかも知れません。でも実行に移す勇気は無いですから、こころに秘めておきたいと思います。何とまぁ、秘め事の多い爺さまだこと。そんなの、口に出さずに墓場まで持ってけー!

 ところで、田起こしの前に、道路沿の田んぼに石などが落ちていないか確認していたところ、何と銀色の灰皿が落ちていました。簡単に作られた、昔よく見かけた一品です。何故こんなところに…、と思いながら、しょうがないので家に持ち帰りました。燃えないごみの日に出すつもりでいたら、近所の人との会話で思わぬ事実が判明。灰皿は話した人の家の玄関先に置かれていたものだったようで、おそらくは、いつも来ている烏がくわえて行ったのだろうという結論に至りました。きっと飛んでいる最中に仲間とすれ違った際に聞かれたのでしょう。「何くわえてんだ?」と。答えようと口を開けた瞬間に、ポトリ。あらためて拾い上げて行かなかったのは、その烏が自身の金属アレルギーに気が付いたからかもしれません(笑)。
 和賀屋でも烏には、はるか以前から悩まされていまして、畑の作物はよく被害を受けます。
特にトウモロコシやスイカ、トマトは、烏のために育てているのか人間のためなのかわからなくなるほどです。いくつかの対策を講じていますが、万全ではありません。「対策」にあっという間に慣れるんです。烏はもちろんのこと、動物による食害ほど、気力を削がれることはありません。科学技術の発達はあらゆるものを作りだしているというのに、動物の被害を防げないとは…。

 今月下旬の田植えに向かって、カメのような歩みの毎日。一日の過ぎるのは本当に早いです。オリコメを書き終えたところで外に出てみました。十三夜の月がとてもきれいに輝いています。よそのお宅の屋根や、育苗ハウスの上部が白く光っています。月が明るすぎて、見える星の数はいつもより少なめです。みなさまお住まいの地では、今宵の月はどんなだろうと思ったことでした。



桜 満開

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 自転車を5、6分、いっしょうけんめい漕いだら着けるくらいの距離の所にある桜です。昨日の朝、何気なく見ていたら、桜の間を電車が通って行くのを目にしました(実際の線路は桜のずっと後方です)。

 この地に住んで58年。そんな光景を見たのはおそらく初めてのこと!でした。そう書くと、大げさに思えるかもしれませんが、でも電車が走るのは、1時間に上下線各1本の割合(^^;)。しかも桜とのコラボです。本当ではないとしても、まんざらウソでもないような気がしませんか。
 とはいえ、ヒトの記憶は実にあいまい。加えて、現在の年齢です(苦笑)。いつか目にしたことなのに、ただ単に忘れてしまっただけなのかもしれません。

 車ではなくて自分の頭に、大容量のドライブレコーダーを付けていたら良いかも(笑)。言った言わない、聞いた聞かないなんて思い違いも、完全解決間違い無し、です。

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春はあけぼのだけでなく夕方も

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 おとといは急な風のために中断してしまった育苗ハウスのビニール掛け作業でしたが、今日は絶好の日和となりました。通常、一日のうちで風の無いのは早朝のみ。この時間帯だけが、ビニールを被せるには最適のひと時です。

 他の作業も交えながらのことだったので、すべてが終わったのは夕方近くなった頃でした。満月かなと思ったら、どうやら十四夜のようです。月を見ながらぼんやりとたたずんでいると、こころがおだやかになってきて、春はあけぼの、だけではないなーと思ってしまうのでした。街で毎日を暮らす人は、春の夕暮れをどんなふうに感じていらっしゃうのでしょうか。きっと、人それぞれでしょうね。

 ビニールハウスも準備が整い、いよいよお米作りが本格化します。




柱時計

 先月のいつからだったか、それまで休んでいた柱時計の鐘が、毎時鳴るようになった。
「どうしたんだろう。春休みにやって来る子どもたちのために、頑張って鳴るようになったんだろうか?」などと話していた。

 その時から毎時、鐘は鳴っている。ほらほら、もうすぐ鳴るよと言って、その瞬間を待つ。鐘の鳴る回数をその度みんなで数えて、こうして数字や時間を覚えていくのかな。いや、覚えるかどうかは別としても、そんな一瞬をみなで共有することのうれしさを、しみじみ思う。

楽しく遊びました

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カラフルになり、内側にも少し工夫がされました。




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